地下室の入口に掲げられた武盾一郎さんの美しいカリグラフィー「線譜 庚申塔」を潜ると、小さなキューピー人形が出迎えてくれます。
現代の庚申塔として制作されたタカユキオバナ×栃木美保の作品「この道はいつか来た道」です。
階段を降りれば、壁一面の写真。
アートシーンなどを記録した「Scene around me」のコーナーです。
記録魔の面目躍如といったところ。
手前が富永剛総さんとのコラボレーション「フォトトランク」
ついで、関根さんのポートレート2種。
広瀬勉さんが先週の日曜日に撮影した巨大な近影と、古くからの友人あらかわあつこさんによる若かりし日の関根さん。
広瀬勉「7月13日 日曜日 高円寺庚申通りにて」
あらかわあつこ「中山道天使」
そして、「蟻鱒鳶ル」コーナーは、関根さんの写真で蟻鱒鳶ルをヴァーチャルに体験できるようになっています。
最後が「庚申塔」の部屋。
関根さんが記録した小さな庚申塔たちと、現代のアーティストによる庚申塔の共演。
左より今井紀彰「アスファルト道祖神」、武田海「兎頭」
黒須信雄「虚裔(うつろのちすじ)による庚申的構成」
初日は、友人知人が大勢駆けつけて、20年に1度の関根祭りといった趣きとなりました。
展示しきれない写真がまだまだたくさんあるので、会期中に差し替えていくそうです。
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