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地下室ブログ

板橋にある地下スペース「アートスタジオDungeon」で開催する展覧会やイベントの情報を発信します。

飯沢耕太郎:展覧会評「竹輪之木乃伊御開帳」

写真評論家の飯沢耕太郎さんが、先月地下室で開催した後藤元洋さんの展覧会のレビューを書いてくれています。
artscape2018年06月15日号

短いながらもとり上げてもらうのは嬉しいものですね。
飯沢さん、ありがとうございました。

お二人は、飯沢さんが写真誌『デジャ=ヴュ』の編集長をされていた90年頃からのつきあいとのこと。
ネット上では後藤さんについて書かれたこんなテキストも読むことができます。
併せてご一読ください。





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動画公開

2日間のパフォーマンスを15分ほどの動画にまとめました。ご覧ください。






「Liminal Structures」(パフォーマンス篇)

[6/2]
◾️アレクサンダー・ジグマン Alexander Sigman
米国の作曲家アレックスさんは、コラボ相手を変えて3回登場。
デンマークのSam Sernavskiさんの無声映画に音楽をつけたり、デイブさん、アキレスさんとセッションしたり。





◾️デイブ・マクマホン Dave Mcmahon
フィードバック系ギターノイズ。PA以外にアンプを3台も使ってましたが、地下室はこれくらいの爆音はへいちゃらです。



◾️アキレス・ハッジス Aquiles Hadjis
ジャンクのギターやエフェクターをひたすら積み上げたり崩したりしながら音を出す、しっちゃかめっちゃかでお茶目なパフォーマンス。



◾️ジャック・マクレーン Jack Mclean
地下室の床に倒れたジャックさんは、横たわったまま化粧をし、自分の作品まで這っていって、おもむろに火をつけたのでした。




[6/3]
◾️権瓶千尋 Chihiro Gompei
「Liminal」という言葉に絡めながら自作を解説。とても明晰なお話で得心しましたが、権瓶さんの作品はそれ以上に饒舌でした。



◾️Nakajima Kantaleaux
耳に心地よいアンビエントノイズ。換気扇の音などをサンプリングしたそうです。



◾️アリス・ジェイコブス Alice Jacobs
日本滞在中のイギリス人パフォーマーのアリスさんは、ワンピースにハイヒールという格好で、塩の入った土嚢袋をえんえん天井にこすりつけていました。



◾️湯川静 & Murderous Inc.  Shizuka Yukawa & Murderous Inc.
昔の記録映画をMurderous Inc.さんが3,000回エンコードして劣化させた映像に、Google翻訳させたカフカのテキストの朗読音声などを素材にして、湯川さんがライブで演奏。



◾️舩橋陽 & Trio in Quartet Solo  Yow Funahashi & Trio in Quartet Solo
このコンビは地下室では二回目になります。舩橋さんのサックスと謎の音響発生器による奇態なデュオ。



◾️サム・ストッカー & 池田哲 & ジェイミ・ハンフリーズ Sam Stocker & Satoshi Ikeda & Jaime Humphreys
こちらも息の合った定番のコンビ。サムが朗読する物語に、つかず離れず即妙な池田さんのギター。そして二人の演奏にジェイミさんが加わってステンシルの作品を制作し始め、そのチョークを削る音もマイクで拾っていました。



◾️biki
ブログラミングされたコンピュータからの音声指示に従うbikiさん。「5歩歩け」と命じられたら障害物があっても5歩歩かねばならず、「写真を撮れ」と言われたら観客は写真を撮ります。暴力的な要素をちらつかせた秩序紊乱的なそのパフォーマンスは、コンセプトもわかりやすくて興味深いものでしたが、勢い余って展示していた作品を壊してしまったのでした。
このアクシデントは観念的なアートが現実社会の許容範囲を踏み越え、はからずもその境界線を露呈させたとも見え、なかなか考えさせられました。
なんにせよ作品を壊してしまった作家さんには大変申し訳ないことをしました。



「Liminal Structures」(展示篇)

これだけ大勢参加するのに三日間だけでは勿体ないように思っていましたが、活気が濃縮されて、案外これくらいでちょうどよかったかも知れません。
「サムと愉快な仲間たち」とでも呼びたくなる、にぎやかで楽しいイベントでした。

展示については、サムが各作家に出したオーダーは、30センチ四方、高さ170センチに収まるものというシンプルな条件だったようで、企画してからそれほど時間がなかったにもかかわらず、多種多様な作品が集まりました。
タイトルにある「Liminal」という言葉を、みなさんどのくらい意識したかはわかりませんが、作品を一通り見て、わりとしっくりくるような気がしました。

初めての作家ばかりだったので、いずれの作品も興味深く拝見させてもらいました。


◾️Chiyo Arae
服飾の素材を用いることの多いアラエさんは、刺繍のフープフレームを使った作品。
垂直に吊り下げられた何十本もの針が剣呑な雰囲気を醸しています。



◾️ガリ・ボウアヤド Ghali Bouayad
モロッコ出身で藝大美術研究科建築専攻のガリさん。
複雑に入り組んだ平面の模様を三次元にトランスレートし、工芸品のような緻密さで物質化しています。



◾️舩橋陽 Yow Funahashi
今回演奏もしてくれたサックス奏者の舩橋さんが作った二弦楽器。
モーターで回転するピックが弦を弾くと、遠くで梵鐘を撞くのにも似た幽き音が響きわたります。



◾️権瓶千尋 Chihiro Gompei
もともとはテキスタイルを学んだという権瓶さんのブリコラージュ的オブジェ。
テーブルの脚にさまざまな素材を巻きつけ、緑色のベッチンのフードがかぶせられています。



◾️アキレス・ハッジス Aquiles Hadjis
ギリシャ生まれのベネズエラ人のアキレスさん。
暖簾のように垂れた部分に触れると、バチバチとノイズが鳴ります。時折り触っていないのに鳴り出して止まらなくなることがあり、その気まぐれな賑やかさはなんだかアキレスさんにそっくりでした。



◾️サブリナ・ホーラク Sabrina Horak
オーストリアと日本のハーフで、昨年藝大の油画博士課程を修了されたサブリナさん。
色鉛筆とコラージュによるこの作品は、パラダイスを目指すヒロインの物語を描いたシリーズの一枚。



◾️ジェシー・ホーガン Jesse Hogan
オーストラリアのシドニー出身のジェシーさん。
地下室にあった端材にネオン管を取り付けた作品。制作中はあれこれ試行錯誤していましたが、最終的にとてもシンプルな形に落ち着きました。



◾️保坂毅 Takeshi Hosaka
壁に貼られた蓄光テープによる作品。
厳密に構成され、立体的に浮き上がって見える幾何学模様。パフォーマンスが行われる舞台の側面の壁に配置され、照明が暗くなったりした時にかろうじてその存在が感知されるように作られています。



◾️ジェイミ・ハンフリーズ Jaime Humphreys
不動産屋に紹介してもらった「趣きのある」アパートを内見して撮影した映像と、床のあちこちにステンシルとチョークの粉で描いた間取り図。
床の間取り図は、踏まれると消えてしまい、会期中ジェイミさんは毎日描き足していました。






◾️椛田有理 Yuuri Kabata
ストレッチフィルムが巻かれ、ラメっぽい彩色が施されて金属的な不思議な質感を持った、モノリスみたいな長方体の作品。
椛田さんは企画もされるとのことで、おもしろいやつ、お待ちしてます。



◾️小林あずさ Azusa Kobayashi
小林さんは藝大の油画博士後期課程に在籍。
一見ファンシーでありながら、よく見ると耳や髪の毛といったモチーフが描かれていて、グロかわいい寓意的なイメージが展開されています。




◾️ジャック・マクレーン Jack Mclean
マッチ棒で作られたエディンバラの世界遺産「フォース橋」。
展示されたこの作品を見てつい火をつけてみたくなったので、実際にジャックさんがパフォーマンスで燃やしてくれて痛快でした。




◾️坂口寛敏 Hirotoshi Sakaguchi
昨年、藝大を退任された坂口先生は、参加作家であるサムさん、アキレスさん、小林さんたちの恩師。
絵画を出品されるのかと思いきや、ミニトマトの苗木。最近トマト作りにはまっているそうで、茎が螺旋状に巻かれています。



◾️サム・ストッカー Sam Stocker
サムはペインティングとブロックの作品。
各出品作の展示の土台に使おうとブロックを大量に購入したものの、余ってしまったので即興的に制作されたのですが、仏塔かなにかのようにも見え、ちょっと面白い作品になりました。



◾️常木理早 Risa Tsunegi
クリスマス用のオーナメントを依頼されて作ったという二頭の馬の置物。実は足裏がそれぞれ「O/K」と「N/G」というスタンプになっています。
装飾的なものと実用的なものが併存している可笑し味。




パフォーマンスのプログラム

6/2、3のパフォーマンスのプログラムはこんな感じ。
開始時間が少し変更になり、出演者も増えております。
演者それぞれ30分くらいの予定で、都合により順番の入れ替わったりすることがあるかも知れません。
おおよその目安にしていただければ。

6/2 18 : 00 -
1. Alexander Sigman
2. Dave Mcmahon
3. Alexander Sigman
4. Aquiles Hadjis
5. Alexander Sigman
6. Jack Mclean

6/3 17 : 00 -
1. Chihiro Gompei
2. Nakajima Kantaleaux
3. Alice Jacobs
4. Shizuka Yukawa & Murderous Inc.
5. You Funahashi & Trio in Quartet Solo
6. Sam Stocker & Satoshi Ikeda
7. Biki


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