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地下室ブログ

板橋にある地下スペース「アートスタジオDungeon」で開催する展覧会やイベントの情報を発信します。

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アリスの即興実験室 vol.Ⅱ

藤井マリさんと本田ヨシ子さんによる「アリスの即興実験室」の2回目。
ゲストアーティストは映像の大野英寿さんです。

プロジェクターを4台駆使した大野さんの映像は、イメージを観せるというより、陰影を彫琢するための光の演出といった趣きで、見極められたタイミングで流したり消したり、壁だけでなく天井や床にも投影して、パフォーマンスを引き立てていました。

ボイスの本田さんはよりアクティブになり、生の声のみならず加工したりループさせたりした声と音響は、大野さんの映像との相性もばっちりで、ソロパートといってもいいような場面もあって、ぐんと存在感が増してきた感じ。



そして、今回の藤井さんは、光と音の飛び交う空間に、踊りで拮抗するのではなく、あえてダンスっぽい動きを封じて自然に環境に身を任せているように見受けられました。





途中、酔っぱらったお客さんが踊りに乱入するというハプニングもありましたが、即興実験室の面目躍如と言うべきか、卒なく捌いて1時間ほどのパフォーマンスをやり通しました。

2回の公演を拝見して、舞台と客席の区別もない地下空間において、劇的な構成を排したインプロヴィゼーションでなにができるのかを模索しているのだということが、少しわかったような気がしました。

最後にどんな試みを見せてくれるか、とても楽しみです。




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アリスの即興実験室 vol.Ⅰ

藤井マリさんと本田ヨシ子さんの即興によるコラボ企画の第1弾。
初回のゲスト・アーティストは山田裕子さんです。

地下室全体を縦横に使い、お客さんも一緒になって移動しながらの上演となりました。

藤井さんの踊りは、未知の世界に迷い込んでしまい、戸惑いながら彷徨うアリスの姿そのもののようでした。
実際、リハもなしに全くのぶっつけで踊る地下室という空間に対して、藤井さん自身、多少まごつくこともあったようで、踊りながら懸命に場を走査し把握しようとする様が、そんな印象を与えたのかも知れません。



本田さんの清澄な声はがらんどうの地下室によく反響しながらも、程のよい間で発せられるために、かえって静謐さを強く意識させる効果をもたらしていました。今回はシンプルなナマ声でしたが、2回目以降どんなヴァリエーションを聴かせてくれるか楽しみです。



一室にガーリーな絵柄がプリントされた布をインスタレーション風に展示した山田裕子さんは、パフォーマンスでも藤井さんにがっつり絡んでいました。
猫の仮面をつけていたのは、アリスの道行に介入するチェシャ猫といった役どころだったのでしょうか。




終盤、たくさんの目覚まし時計が一斉に鳴り出し、アリスは無事に夢から醒めたようでありました。



パフォーマンスの余韻もあってか、上演後の宴もどこか不思議な雰囲気でした。
お客さんとして来ていた中世古楽器の演奏家が、興に乗って、持参したハーディ・ガーディを奏ではじめると、その場にいた人たちがわらわらと踊り出し、フルートの演奏も加わって、いつまでも憑かれたように踊り続けておりました。




来月は大野英寿さんによる映像とのコラボレーションになります。



アリスの即興実験室

10月から3回にわたって藤井マリさんの企画による舞踏公演を開催します。

藤井さんの踊りと本田ヨシ子さんのボイスに、毎回いろいろな分野のゲストアーティストが加わるというスタイル。
美術、映像、音楽と、そのつど異なる成分が添加されることで、シリーズ公演ならではの広がりと深まりを期待できそうです。

10月から12月まで、毎月1回開催の予定です。



アリスの即興実験室
声と踊り+インスタレーション 3回シリーズ

都会の真ん中の不思議な地下室で繰り広げられる三者の即興実験シリーズです。
「アリスは笑う?、怒る?、ああ楽しくて怖い!」

■vol.Ⅰ 「軽いものは沈むのか 重いものは浮くのか」
10月9日(日)
 声  本田ヨシ子
 舞踏 藤井マリ
 美術 山田裕子(ガーリー)

■vol.Ⅱ 「皮膜の風景が揺れる時」
11月6日(日)
 声  本田ヨシ子
 舞踏 藤井マリ
 映像 大野英寿

■vol.Ⅲ 「真ん中で遊ぶ、向こう側は近いか遠いか」
12月11日(日)
 声  本田ヨシ子
 舞踏 藤井マリ
 音  清水博志(パーカッション)

18:00start
1500円(1ドリンク付き 終演後)

【予約・問合せ】
09034370708/marioz606@ezweb.ne.jp(藤井)






「暗闇歩き」終了致しました

この展覧会は、暗闇のなか壁を手で探りながら進み、奥まで到達したら極小に抑えられた手灯りを持ってほのかに浮かび上がる絵画作品を鑑賞しながら戻ってくる、というものでした。

コンクリ壁の冷ややかな感触、屋外から聞こえてくる物音、存在は認識できるけれど仔細に視ることのできない絵画、といったように、そこでは五感が増幅されるような体験を味わうことができました。

発想の元には善光寺などで行われている胎内廻りがあるのだと思いますが、そこには古川さんらしいテイストが加えられていました。

古川さんは自分に「サラリーマンから地下室の番人に身を落としたうらぶれた男」という役柄を設定し、いかにもそれらしい格好で毎日入口に立ち、来訪者に儀式のように鑑賞の作法を伝授するのです。

この芝居っ気はどうやら古川さんの特徴のようで、昨年参加した伊豆大島の野外展では、展示場所として与えられた廃校で自ら用務員に扮し、滞在中は掃除や草刈りに勤しんでいたという話を聞くと、さもありなんと思わせます。

光と闇、可視と不可視をモチーフにしたシリアスな作品(展示されていた絵画も自立した立派な作品でした)でありながら、このように諧謔で味付けせずにいられない古川さんの性分には、韜晦というより含羞といったものが感じられ、それが魅力のひとつとなっていました。

会期中にうかがったところでは、讃岐には他にも固有種のようなユニークなアーティストがたくさんいらっしゃるようで、いずれそんな方々に地下室でなにかやってもらいたいと思っております。



闇の中に展示されていたのはこんな絵画作品でした。


裏庭でつかまえた虫のがさごそ動く音をコンタクトマイクで拾って聴かせる古川さん。
玄関先にエフェクタを並べて、秋の夜長にこんなこともやっておりました。


営業中にも関わらず釣堀公園へ釣りに行ってしまった古川さん。


近所の子供たちにも大人気でした。


どことなく兄弟みたいだったので、元気いいぞうさんとツーショット。


満員御礼

3日目は工芸大で教えているアーティストの李容旭さんが生徒さんたちを連れてきてくれました。
玄関前に長蛇の列ができ、なんだか滅多に見られない壮観な光景が。



古川さんも説明に大はりきり。


鑑賞を終えて地下室から出てきたときの生徒さんたちの表情や反応がさまざまで、率直な感想なども聞けてたいへん興味深かったです。ありがとうございました。

10/1はゆるゆると19時くらいからライブイベントやります。
古川さんがあやしいノイズ系の音楽を手がけるそうです。他にも数名のゲストを予定しています。




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