会期後半の「エロス篇」は、うってかわって此処彼処で光が明滅する祝祭的な雰囲気となりました。
おそらく作品の点数は増やされ、会場に流れるJINMOさんの音楽も空間に強く作用して、あらゆる面で先週とは様変わりしている感じ。
じっくりと鑑賞できるようになったポートレイト群は、一見無造作に、ランダムに並べられ、安倍もな、石黒達也、川村昭公 a.k.a.Mixtribe、丹野徹という4名の写真家のうち、だれがどの作品を撮ったのか、あえてわからないようになっていたのも、心憎い演出でした。
今回の展覧会は、あの手この手のアイデアを駆使して、地下室の可能性を拡張してくれたのではないかと思います。
11/10はJINMOさんを囲んで4名の写真家によるトークイベントを開催。
それぞれがJINMOさんと出会ったきっかけや、伝説的なエピソードなどを披露し、そんな話を聞いた後では、展示作品により親近感がわいてきました。
なお、音楽家のJINMOさんとは別の、視覚芸術家としての側面を知ることができる展覧会が開催されます。
第30回フィナール国際美術展で"キャロリーヌ・リー賞"を授与された「極微細爆墨作品」が出展されるそうです。
【二人展・日本とフランス、感性の交流】
会期:2012年11月19日(月)~25日(日)
場所:渋谷NHKふれあいホール・ギャラリー
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