NORIさんの展示は、これまでの地下室とはどこかちょっと様子が違う気がします。
なによりそれは眉目秀麗な男子が被写体になっていることによると思われ、そこから発する爽やかさのオーラが地下室にかつてない新鮮な雰囲気をもたらしているようです。
全体にローキーな写真が多いにも関わらず、ダークな画面からも爽やかさがにじみ出ている感じ。NORIさんのテイストでもありそうです。
物語にそって展開されながら説明的になり過ぎず、一枚一枚の写真としてもしっかり成立していて、奇妙で曖昧な物語と妙に生活感のあるディテールとのバランスも秀逸。
写真はそれが撮られた場所にかなり正確に展示されていて、フレームに写っている小道具も実際に置かれており、そのことに気づくとちょっと不思議な感覚にとらわれます。
そして、【CIRCUS】シリーズを展示している一室は、うってかわって極彩色の世界。
毛色の違う二つの系統の写真を展示することで、NORIさんの仕事の多様さをうかがい知ることができます。
※写真はすべてNORIさん撮影
日曜はいよいよヴィジュアル系バンドmikeyのアコースティックライブです。
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