土曜日は、建設中の蟻鱒鳶ルの見学会と、岡啓輔さんのトークイベントが行われました。
見学会にもトークイベントにも、十代の若い人が多く参加してくれ、岡さんの建築や話から積極的になにかを感じ取ろうとする様子が印象的でした。
見学会では、まだ足場が組まれ、完成まで6割ほどの状態だという蟻鱒鳶ルの中を勝手気ままに拝見させてもらいました。
そのユニークさは想像以上で、型にはまらない自由さにおいては比類がありません。
無骨さと愛嬌とが入り交じった不思議なコンクリートの壁に囲まれていると、決して広いとはいえない空間ですが、自然と親しみや安心感が沁みわたり、いつまでもその場に佇んでいたい気分になりました。
ぜひとも実際に見学してみることをお勧めします。
見学者に対して懇切丁寧にレクチャーしてくれた岡さんは、場所をアートスタジオDungeonの地下室に移してのトークイベントでも、2時間をほとんど独りで喋り通し。その語り口は、蟻鱒鳶ルと同じように衒いがなく、会場からの質問にもじっくりと考えながら真摯に応えてくれました。
岡さん、本当にありがとうございました!
トークイベントの様子は、Ustream配信していましたが、地下室ゆえに電波が不安定で、回線がたびたび途切れ、些か見苦しいことになってしまいました。それでもその断片はご覧になれますので、興味のある方は覗いてみてください。
また、トークイベントの後には、出品作家の宮嵜浩さんや西村健太さんが属する、天才ハイスクールの面々による演奏がありました。
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