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地下室ブログ

板橋にある地下スペース「アートスタジオDungeon」で開催する展覧会やイベントの情報を発信します。

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記録魔 その4 イベント情報

7/26のイベントについてお知らせ致します。

開演 19:00 -
出演 関根正幸(DJ)
   エモリハルヒコ(絵芝居)
   Kujun(DJ)
   鷹野依登久(ライブドローイング)+ 関根正幸(ノイズ)
料金 投げ銭制


【出演者】
エモリハルヒコ

イラストレーターとして雑誌、書籍などで活動し、また、エシバイと称して自作の絵と話で構成した紙芝居を用い、パフォーマーとしても活動中。
YouTubeにて「わくわくパークパーク」「なべやかん・チングルベルのピッコリーノハウス」の動画にも出演中!

鷹野依登久

1976年生まれ。新宿西口地下ダンボール・ハウスにペインティング(1996―97)
そののち東京大学駒場寮に生活しながら制作活動を行う(1997―98)。
OBSCUREにてアートブックの制作(1998-)。2004年SWAMP PUBLICATIONを山根康弘と設立、積極的に公開制作、LIVE PUBLICATIONをおこなう。

Kujun

ドラムやDJもこなす音楽家。映画・ドラマ・CMへの楽曲の提供も多く、レーベル「wiowio sounds」を主宰しています。

「今から27年前、中学生だった僕は、当時住んでいた横浜にできたばかりのレンタルビデオショップへ父親に連れて行かれ、ジム・ジャームッシユ監督の作品に 出会う。最初に観たのは、ダウン・バイ・ローだった。出演していたトム・ウェイツ、ジョン・ルーリー、ロベルト・ベニーニに釘付けになる。
1991年の誕生日、実家に寄宿をしていたミッちゃんという姉貴にトム・ウェイツの『アーリー・イヤーズVol.1』のCDをプレゼントしてもらう。それに心を撃たれて、自身の音楽活動をやめない事を誓う。」




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記録魔 その3 始まりました。

地下室の入口に掲げられた武盾一郎さんの美しいカリグラフィー「線譜 庚申塔」を潜ると、小さなキューピー人形が出迎えてくれます。
現代の庚申塔として制作されたタカユキオバナ×栃木美保の作品「この道はいつか来た道」です。



階段を降りれば、壁一面の写真。
アートシーンなどを記録した「Scene around me」のコーナーです。
記録魔の面目躍如といったところ。

手前が富永剛総さんとのコラボレーション「フォトトランク」



ついで、関根さんのポートレート2種。
広瀬勉さんが先週の日曜日に撮影した巨大な近影と、古くからの友人あらかわあつこさんによる若かりし日の関根さん。

広瀬勉「7月13日 日曜日 高円寺庚申通りにて」


あらかわあつこ「中山道天使」

そして、「蟻鱒鳶ル」コーナーは、関根さんの写真で蟻鱒鳶ルをヴァーチャルに体験できるようになっています。



最後が「庚申塔」の部屋。
関根さんが記録した小さな庚申塔たちと、現代のアーティストによる庚申塔の共演。


左より今井紀彰「アスファルト道祖神」、武田海「兎頭」
黒須信雄「虚裔(うつろのちすじ)による庚申的構成」

初日は、友人知人が大勢駆けつけて、20年に1度の関根祭りといった趣きとなりました。
展示しきれない写真がまだまだたくさんあるので、会期中に差し替えていくそうです。






記録魔 その2 鋭意作業中

現在、関根さんは足繁く地下室のある板橋へ通い、展示のために写真の整理に勤しんでいます。

関根さんは最近でこそデジタルカメラも使うようになりましたが、専らフィルムなので作業が大変です。年代や撮影場所を特定するにもいちいちネガの山を漁らなければなりません。



作業に立ち会いながら、今更のようにその量の膨大さに目眩をおぼえます。
これはなにか大変なことだと思わせるに足るものがあり、そのアーカイブとしての価値は、おそらく10年後20年後にはさらに増していくでしょう。

数千枚にも及ぶ記録写真に目を通しながら、いったいこれらのうち、どれほどを見せることができるだろうかと頭を悩ませています。



記録魔 その1

関根正幸さんをご存知でしょうか。
もしその名前に覚えがなくても、どこかのギャラリーやイベント会場や酒場の片隅で、涼しい顔をして写真を撮っている姿を見かけたことがあるかも知れません。



関根さんの本業は、複数の大学で数学を講じる数学者。
であると同時に、風のように自転車を駆って、あまたのアートスペースに神出鬼没し、愛用のコンタックスG1で写真を撮りまくる記録魔でもあります。

その行動範囲は都内に留まらず、あるときなどは栃木県の美術館で当たり前のように撮影している関根さんと出くわしたこともあり、最近ではどんな意外な場所で関根さんに会ってもあまり驚かないようになりました。

そんな関根さんが撮った膨大な量の写真は、時おり被写体となった人にそっと進呈されるほかは、ほとんどが人の目に晒されることもなく、きちんと整理されることすらなく、ただ溜め込まれているらしいのです。

なぜ記録するのか。その情熱はどこからくるのか。
超俗とした雰囲気の関根さんに尋ねても、明確な言葉は返ってきません。
それならば、関根正幸という人物を解明するために、展覧会を企画してしまおうと思い立ったのが、地下室にて来月から開催する「記録魔 ー関根正幸のお蔵出しー」展です。



本展覧会では、関根さんのライフワークを3つの柱に分けて構成しています。

【アートドキュメント】
20年にわたり、有名無名、規模の大小を問わず、自分の琴線に触れた展覧会やパフォーマンス、ライブ演奏などを撮り続けています。
さらにその関心はアートの範疇からはみ出して、東大駒場寮闘争、渋谷の宮下公園問題、反原発デモなどにも及び、アクティビストたちに寄り添いながら、その活動を記録し続けています。

【蟻鱒鳶ル】
建築家の岡啓輔さんが三田に建設中のコンクリートの自邸「蟻鱒鳶ル」を、着工当時から撮り続けています。
セルフビルドのため10年に垂んとする現在も未完成。当初はいろいろな写真家が出入りしていましたが、一人また一人といなくなり、今に至るまで一貫してその建設のプロセスを撮り続けているのは関根さんだけだそうです。

【庚申塔】
関根さんは知る人ぞ知る庚申塔の研究家でもあります。
そもそもは中山道に対する地理的な興味があって調査するうち、街道で出会った庚申塔へ興味の軸足が移っていったとのこと。埼玉東京を中心に、ときには東北や西国にまで足をのばして記録した庚申塔の数は数千に及ぶそうです。



今回は本人が撮った写真ばかりでなく、友人たちとのコラボレーション、委嘱作品などによって、より多角的に関根さんの仕事に照明をあてようと考えております。
その詳細は追ってまたご紹介致します。

会期 2014年7月19日 〜 8月3日(土日祝のみ)
時間 13:00 〜 19:00
※7月19日の18時からオープニング・パーティー  
※7月26日に イベントを予定しています。

[参加アーティスト]
あらかわあつこ 今井紀彰 エモリハルヒコ 岡啓輔 Kujun 黒須信雄 鷹野依登久 
タカユキオバナ×栃木美保 武田海 武盾一郎 戸野倉あゆみ 富永剛総 広瀬勉




        
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