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地下室ブログ

板橋にある地下スペース「アートスタジオDungeon」で開催する展覧会やイベントの情報を発信します。

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《ファミっ子大聖堂》2日目 かせ栞

よもや地下室でアイドル歌手が歌うなんてことがあるとは思ってもみませんでした。

2日目のゲスト出演者のかせ栞さんは、アキバの路上ライブからメジャーデビューを果たしたアイドル歌手です。

当日、開演間際に初めて地下室を訪れ、打ち合せやリハーサルもそこそこに、ふりふりな衣装で正統派アイドルの王道な歌と踊りを披露したばかりか、東京ディスティニーランドさん相手に即興劇を演じて一歩も引けを取らないところなど、なかなか見上げたバイタリティの持ち主でした。


かせ栞さんと、謎の中学生・葉加瀬しお太


右は小牧紫音さん

共演者の小牧紫音さんがこの日歌ったものも含め、曲はすべて自分で作曲したそうで、その才媛ぶりが窺えます。
そんな意欲的で物怖じしない姿を見て、アイドル業界でしのぎを削るのも大変なんだろうなあ、と感じ入った次第。

この日の東京ディスティニーランドさんは、「アリーナスワン」という作品の劇中に「歌謡ショー」の場面を設け、そこでかせ栞さんに自由に歌って踊ってもらう趣向にしていたりと、状況や場に合わせて柔軟に対応する東京ディスティニーランドさんの融通無碍っぷりが随所に発揮されておりました。




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《ファミっ子大聖堂》初日観覧記

女装一人芝居芸人「東京ディスティニーランド」主催・狂気の7日間連続公演《ファミっ子大聖堂~ぼくらの火の七日間戦争~》がいよいよ初日を迎えた。

舞台セットである真紅のベルベットの玉座、そしてそれを取り巻くように並べられたガラスの燭台に妖しく揺れる蝋燭の火が、開演を待つ観客の期待を否が応でも高めていった。



まずは東京ディスティニーランドの一人芝居。5月末に当地下室で行われた16時間一人芝居公演と同様に観客のリクエスト形式で始まった演目は『伝説のオウガバトル』。物語はおじいさんとおばあさんが桃を拾うところから始まる。月日は流れ桃から生まれた桃太郎は立派に成長し…。

むろん展開は昔話の桃太郎から次第に離れていく。東京ディスティニーランドが演じた役は、「おじいさん」「おばあさん」「桃太郎」「鬼」「浦島太郎」「花咲か爺さん」「こぶとり爺さん」「ポムじいさん」筆者が記憶している限りで9役。序盤の「おじいさん」と「おばあさん」のやり取りはまるで落語を観ているかのような風刺を利かせた洒脱な台詞回しで、この役者の力量とその安定感が窺われる。

RPGゲームやガンダム、ジブリアニメなどのサブカルチャー要素を軽妙に散りばめながら、物語は意外な方向に進み、そして一気に怒涛のカタストロフへと突入していく様は圧巻であった。「伝説の勇者桃太郎」を演じる「浦島太郎」を演じる「役者・東京ディスティニーランド」が役になり切って役の心情を体現しているのかと思えば、「東京ディスティニーランド」の役者として、また一人の人間としての魂の吐露とも見え、一観客として総毛だった。そして終盤、一転して静かに静かに、最初のシーンに戻ったかのように「おじいさん」「おばあさん」「桃太郎」の3人で終わる構成もさすがである。



白熱の演技で1時間20分という予想外のタイムオーバーの後は、「花枝聖と稲城の森バンド」による演奏が始まった。
東京稲城市を拠点に活動している「花枝聖と稲城の森バンド」。ボーカル・アコースティックギターの花枝聖、ベースの水野雄介、カホーン(ペルー発祥の箱型の打楽器)のサミーというシンプルなバンドの構成ながらダイナミックなライブを披露してくれた。
まるで真夏の太陽さながらの輝きをそのまま地下室に持ち込んだような、どこまでも明るく、楽しく、前向きな世界観は当スタジオ初でなかろうか。実は筆者には太陽の輝きを地下に持ち込みたいという願望があったので、うれしい限りである。「音を楽しみたい、観客と一緒に作る音楽を楽しみたい」という彼らの音楽はハートフルできらきらしているかと思えば、ソロ紹介のくだりでは「ギターって打楽器だったっけ?」と思わせるほど激しく、楽しく、真夏の太陽そのものパッション溢れるパフォーマンスとなった。
演奏曲は以下の8曲。
・ Happy day
・ リハビリ
・ 板橋でたぬきに会った
・ 大東京
・ 今しあわせ
・ 当たり前
・ Stand Up
・ 花



「花枝聖と稲城の森バンド」演奏後、再び「東京ディスティニーランド」の芝居で初日を終えることとなった。演目は「ブラドおぢさん」30分ほどの、彼のレパートリーの中では短い出し物であるが、密度は濃い。ファンの間での人気も高いのではないだろうか。この演目については次回リクエストがあることを期待し、あえてここでは語らないことにする。

初日からエンジン全開の《ファミっ子大聖堂~ぼくらの火の七日間戦争~》。残り6日間も東京ディスティニーランドは体力の続く限り、限界を超えてでも走り続けるであろう。
(アートスタジオDungeon オーナー・戸野倉あゆみ)


《ファミっ子大聖堂〜ぼくらの火の七日間戦争〜》 Ustream配信

本日より始まる東京ディスティニーランド主催のイベント《ファミっ子大聖堂〜ぼくらの火の七日間戦争〜》を1週間毎日Ustream配信致します。

全日来られない方や遠方にお住まいの方は、こちらでお楽しみください。
http://www.ustream.tv/channel/東京ディスティニーランド

前回と同様、東京ディスティニーランドさんの一人芝居はリクエスト制になっておりますが、演目をだいぶん絞り込んだ模様。
今回の上演作品リストはこちらになります。

それでは、いよいよ七日間戦争のスタートです。

(イラスト:東京ディスティニーランド)

東京ディスティニーランド再臨

5月末に16時間に及ぶ一人芝居公演の偉業を成し遂げ、先だっては青木ヶ原樹海の真っ直中でも芝居をしてきたという東京ディスティニーランドさんが、このたび愉快な仲間たちを連れて地下室へ戻って参ります。

今度は1週間にわたるイベントです。
一人芝居のみならず、バンド演奏ありアイドル歌手ありパフォーマンスありと、なんだか頗るにぎやかなことになりそうです。出演者の名前を見ているだけでけっこうお腹いっぱいになります。

以下、東京ディスティニーランドさんによるイベントの告知です。


様々な人間から好かれたり嫌われたりしている女装一人芝居俳優「東京ディスティニーランド」。秋には某雑誌にグラビアが掲載されたり付録DVDに芝居が載る予定もあるという私が、都内で一週間芝居しっぱなしという狂気の山脈を登ることになりました。

真夏でも涼しい常闇の地下室でシャンデリアと蝋燭だけのマニアックライヴへよければお越しください。


《ファミっ子大聖堂〜ぼくらの火の七日間戦争〜》

期日:2013年8月5日〜11日
時間:月曜〜金曜は19時〜22時までの三時間です。土日は14時〜22時の8時間です。
料金:一夜一千円(三日以上観覧された方は三日目から無料)

注意:軽食飲持込自由、場出入自由、場内禁煙(喫煙所を地下室入口に設けます)

会場:大家も不動産屋さえも知らない、いつの頃からかある謎の地下室です。道案内は地図を参考にしてください。当日は数ヶ所に渡り看板も出ます(※申し訳ありませんが諸事情により住所は開示できません)

【出演】

東京ディスティニーランド (全日出演)

花枝聖と稲城の森バンド (5日出演)

かせ栞 (6日出演)

葉加瀬しお太 (6日出演)

朝マック (7日出演)

鼻ホームランの森 ( 8日出演 )

ひびやん (9日出演)

猫道 (10日出演)

LADY LILY (10日出演)

長谷川ふな蔵 (11日出演)

COLLOL (11日)


ヨーロッパの地下墓地のような空間で、どこにもない夏の蜃気楼を御見せいたしましょう。







        
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