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地下室ブログ

板橋にある地下スペース「アートスタジオDungeon」で開催する展覧会やイベントの情報を発信します。

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アリスの即興実験室 vol.Ⅰ

藤井マリさんと本田ヨシ子さんの即興によるコラボ企画の第1弾。
初回のゲスト・アーティストは山田裕子さんです。

地下室全体を縦横に使い、お客さんも一緒になって移動しながらの上演となりました。

藤井さんの踊りは、未知の世界に迷い込んでしまい、戸惑いながら彷徨うアリスの姿そのもののようでした。
実際、リハもなしに全くのぶっつけで踊る地下室という空間に対して、藤井さん自身、多少まごつくこともあったようで、踊りながら懸命に場を走査し把握しようとする様が、そんな印象を与えたのかも知れません。



本田さんの清澄な声はがらんどうの地下室によく反響しながらも、程のよい間で発せられるために、かえって静謐さを強く意識させる効果をもたらしていました。今回はシンプルなナマ声でしたが、2回目以降どんなヴァリエーションを聴かせてくれるか楽しみです。



一室にガーリーな絵柄がプリントされた布をインスタレーション風に展示した山田裕子さんは、パフォーマンスでも藤井さんにがっつり絡んでいました。
猫の仮面をつけていたのは、アリスの道行に介入するチェシャ猫といった役どころだったのでしょうか。




終盤、たくさんの目覚まし時計が一斉に鳴り出し、アリスは無事に夢から醒めたようでありました。



パフォーマンスの余韻もあってか、上演後の宴もどこか不思議な雰囲気でした。
お客さんとして来ていた中世古楽器の演奏家が、興に乗って、持参したハーディ・ガーディを奏ではじめると、その場にいた人たちがわらわらと踊り出し、フルートの演奏も加わって、いつまでも憑かれたように踊り続けておりました。




来月は大野英寿さんによる映像とのコラボレーションになります。



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アリスの即興実験室

10月から3回にわたって藤井マリさんの企画による舞踏公演を開催します。

藤井さんの踊りと本田ヨシ子さんのボイスに、毎回いろいろな分野のゲストアーティストが加わるというスタイル。
美術、映像、音楽と、そのつど異なる成分が添加されることで、シリーズ公演ならではの広がりと深まりを期待できそうです。

10月から12月まで、毎月1回開催の予定です。



アリスの即興実験室
声と踊り+インスタレーション 3回シリーズ

都会の真ん中の不思議な地下室で繰り広げられる三者の即興実験シリーズです。
「アリスは笑う?、怒る?、ああ楽しくて怖い!」

■vol.Ⅰ 「軽いものは沈むのか 重いものは浮くのか」
10月9日(日)
 声  本田ヨシ子
 舞踏 藤井マリ
 美術 山田裕子(ガーリー)

■vol.Ⅱ 「皮膜の風景が揺れる時」
11月6日(日)
 声  本田ヨシ子
 舞踏 藤井マリ
 映像 大野英寿

■vol.Ⅲ 「真ん中で遊ぶ、向こう側は近いか遠いか」
12月11日(日)
 声  本田ヨシ子
 舞踏 藤井マリ
 音  清水博志(パーカッション)

18:00start
1500円(1ドリンク付き 終演後)

【予約・問合せ】
09034370708/marioz606@ezweb.ne.jp(藤井)






        
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