先だってのライブイベントのご報告です。
湯川静さんとMurderous Inkさんの新作『殺す、あるいは殺されるための、アニメーション』はかなり野心的な試み。
戦時中のアメリカでは、ディズニーやワーナーブラザースが協力し、プロパガンダや兵士への教育目的でアニメーションを数多く製作しました。それを掘り起こして編集したMurderous Inkさんの映像に、湯川さんがサイン波やパルス音のようなドライで不穏な音響をのせていました。
さすが映画研究者らしいアプローチで、アニメーションへの新たな視点を提供してくれました。
ついで、松本力さんの映像を背景にしたVOQさんの演奏。
VOQさんの清澄な声とサウンドに、奔放で躍動感あふれる松本さんのアニメーションがこれほどぴったりくるとは思いませんでした。
20年に垂んとするつきあいだけあって、気心知れた2人の掛けあいや、松本さんの弾けっぷりは、もはや定番となっているようです。
VOQさんはつい先日新譜を出したばかりで、永岡大輔さん作詞の収録曲も披露してくれました。
20分ほどにまとめた動画もご覧ください。
展覧会もあと土日の2日間を残すのみ。
最終日の永岡大輔さんのトークイベントもお楽しみに。
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