遅ればせですが昨年最後のイベントのご報告です。
当日までなにをやるのか誰が来るのか皆目わからず、詩のイベントなのにただの忘年会になる懸念もありましたが、ちゃんと句会をやりました。
トーナメント方式の席題句会で、屍派の初代チャンピオン決定戦。
スネや手首に傷のありそうな有象無象の輩がわらわらと集まり、木内龍さんの手慣れた進行で、鍋など囲みながら和やかに句会が行われました。みなさんカジュアルに句作を楽しみながらも、講評や意見を聞いているとかなりシビアで的確、俳句への高い意識がうかがえます。
諸般の事情により、句会の詳細をお伝えできないのが残念ですが、トーナメントの優勝者は最後に北大路さんと対決し、みごとハルさんが初代チャンピオンの栄冠を手にしました。
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屍派というのは、おそらく句会の常連でも自分を構成員だと思っていない人が多く、メンバーは流動的で時期により中核となる人物が移り変わりながら、結社とはまた趣の異なるかたちで、ゆるやかにしたたかに継続しています。
思えば、北大路さんが最初に地下室に登場したのは、2012年に「
SM俳句パフォーマンス」をやったとき。その頃はまだ屍派は存在せず、北大路さんも「砂の城」の城主ではありませんでした。感慨深いです。
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ささやかながら展示もありました。
屍派をその初期から撮っている秋澤玲緒さんの写真と、木村哲雄さん、武田海さんの近作のドローイングが花を添えてくれたのは望外の喜びでありました。
動画は、使えないところが多過ぎて尺が短くなってしまったので、特典映像として去年のハロウィンにやった吟行の記録も付けました。ご笑覧ください。
(※の写真は関根正幸さん、※※は秋澤玲緒さんの撮影です)
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