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地下室ブログ

板橋にある地下スペース「アートスタジオDungeon」で開催する展覧会やイベントの情報を発信します。

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「晦日い」開催のお知らせ

「晦日い(みそかい)」は、毎年12月30日に、写真家のあらかわあつこさんや、宮本江里子さん、建築家の岡啓輔さんらが中心になって、1日だけ開催される展覧会です。

昨年は、文京区の取り壊しの決まった築70年のアパートで行われ、3回目となる今年は、縁あってアートスタジオDungeonにて開催されることになりました。

あらかわさんによれば、
「作品の展示をして、集まった皆と話をする。単純な喜びを共有するための1日だけの展示です。
 今年で3回目になります。毎回、違う場所でやることと参加メンバーを限定しないことを決まりとしています。
 今回は写真作品が多くなります。撮影者それぞれが見たこの一年の景色を見ながら、お話ししませんか。」とのこと。

年も押し迫って参りましたが、今年最後の地下室のイベントにぜひ足をお運びください。

【出品作家】
あらかわあつこ
関根正幸
宮本江里子
岡啓輔
水口孝一
出口泰之

Open 15:00 - 21:00

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"We Shot JINMO" エロス篇

会期後半の「エロス篇」は、うってかわって此処彼処で光が明滅する祝祭的な雰囲気となりました。

おそらく作品の点数は増やされ、会場に流れるJINMOさんの音楽も空間に強く作用して、あらゆる面で先週とは様変わりしている感じ。

じっくりと鑑賞できるようになったポートレイト群は、一見無造作に、ランダムに並べられ、安倍もな、石黒達也、川村昭公 a.k.a.Mixtribe、丹野徹という4名の写真家のうち、だれがどの作品を撮ったのか、あえてわからないようになっていたのも、心憎い演出でした。

今回の展覧会は、あの手この手のアイデアを駆使して、地下室の可能性を拡張してくれたのではないかと思います。







11/10はJINMOさんを囲んで4名の写真家によるトークイベントを開催。
それぞれがJINMOさんと出会ったきっかけや、伝説的なエピソードなどを披露し、そんな話を聞いた後では、展示作品により親近感がわいてきました。



なお、音楽家のJINMOさんとは別の、視覚芸術家としての側面を知ることができる展覧会が開催されます。
第30回フィナール国際美術展で"キャロリーヌ・リー賞"を授与された「極微細爆墨作品」が出展されるそうです。

【二人展・日本とフランス、感性の交流】

会期:2012年11月19日(月)~25日(日)
場所:渋谷NHKふれあいホール・ギャラリー
詳細はこちら。

"We Shot JINMO" タナトス篇

11月の地下室は、ジャンルを越境する特異なミュージシャン/アーティスト「JINMO」さんを被写体として撮り続けている4人の写真家の展覧会です。

今回の展覧会で注目すべきことのひとつは、その見せ方にあります。
会期の前半では、観客は真暗闇の地下室を、受付で渡されたライトの灯りだけを頼りに作品を鑑賞します。
後半では一転して、会場は照明の光で満たされるようになるとのこと。

まずは前半の「タナトス篇」。
不穏な雰囲気の中、おそるおそる歩みを進めると、額に取り付けたLEDライトに照らされて、4人の写真家によってとらえられたJINMOさんのさまざまな姿態がぼんやりと現れては消えていきます。
いつもの地下室のスケール感がすっかり変容し、これまでにない、わくわくするような感覚に刺激されて、おのずと後半の「エロス篇」も見てみたいという気持ちにさせられました。





11/3は、JINMOさんのライブ演奏がありました。
超絶技巧のギター演奏を披露するJINMOさんのまわりを4人の写真家が取り巻き、不断にシャッターを切り続けることで、会場に展示されている作品がどのように生まれたのかが窺える趣向にもなっていました。




Photo Exhibition "We Shot JINMO"

4人の写真家による群展

“We Shot JINMO”

『魔弾の四射手、狼を狩る。』

【声明文】
我ら魔弾の四射手は、レンズを通して入ってくる光景を受け止める受動者ではなく、
レンズから発する視線眼光弾で以て、
狼JINMOを撃ち狩る能動者である。

その各作品は各瞬間の狼JINMOを撃ち狩った静止時間内の、
或いは、永遠時間内の屍体である。
展示は凍結された犯行現場群の時空を超えての集積であり、
同時に永遠時間内の屍体遺棄である。
我らは巧妙にその屍体を切り分け、地下ダンジョンに埋める。
そこは光の差し込むことの無い、暗黒の100平方メートル、
天井高僅かに170センチの地下空間。
我らはそこに、ハデス(肉体的死と、神による最後の審判との間
の中間状態を指す言葉とされている)の現出を目論んでいる。

会期前半“タナトス”(11/2~11/4)では、
入廊者は捜索者となり、
頭部にLEDサーチライトを装着した状態で、
暗黒の地下ダンジョンに入って行く。
それは従来的な受動的展示鑑賞ではなく、
能動的探査・検証の発見行為となる。

会期後半“エロス”(11/10~11/11)では、
地下空間は一転して光満ち溢れる彼岸空間となり、
2012年4月14日の演奏中に死と新生を実現した
狼JINMOのハデス・インパクトを共有する。

前半とは暗黒と光明の違いだけでなく、
展示のされ方もそれに合わせて変えられている。
入場に際しては、我らの作品群スライドショーに狼JINMOの
サウンドトラックを加えて制作されたオリジナル動画DVDが、 そのパスポートとなる。
これにより、会期中は何度でも入場が可能になる。
また会期中には2度の儀式的ショー・イベントも催される。
それらを体験する事により、入廊者は更に深くこの犯行を識る ことになるだろう。
さぁ、我らと共に能動者たり得る者よ、集結し、共犯せよ。
我らは魔弾の四射手なり。


< 写真家 "Shooter" >
Akizou Kawamura a.k.a.Mixtribe
mona ave
Tatsuya Ishiguro
Toru TANNO

< agent>
Kenichi Fukushi
< secretary>
HARI
< produce>
Avant-attaque



エントランス・チケット"DVDパスポート":1,000円
(一度ご購入いただくと会期中何度でもご入場可能です。)

開廊スケジュール
<暗黒の地下ダンジョン"タナトス">
2012年11月2日(金) 18:00~21:00
2012年11月3日(土) 15:00~21:00(イベント有り)
2012年11月4日(日) 15:00~21:00

<光満ち溢れる彼岸空間"エロス" >
2012年11月10日(土) 15:00~21:00(イベント有り)
2012年11月11日(日) 15:00~18:00
(入廊は閉廊30分前までにお願いします。 尚、最終日は18時で閉廊いたします。前半、後半では展示方法が変わります。)

会期中のショー・イベント
2012年11月3日(土) 19:00~20:30
ショー・チャージ:1,000円
"展覧会場に展示してある写真は、どのようにして撮影されたのか?"を実際に ご来場の皆様に体験していただきます。JINMOによる無伴奏独奏がおこなわれ、4人のShooter(展示作家4名)が執拗にシャッターを押し続けま す。演奏する者と撮影する者、同じエネルギーで表現されていきます。同じエネルギーでもって、目撃せよ!

2012年11月10日(土) 19:00~20:30
ショー・チャージ:1,000円
一年前から企画してきたこの展覧会について、JINMO、Mixtribe、mona ave、Tatsuya Ishiguro、Toru TANNOが爆談いたします。撮影、現像についてはもちろん、撮影秘話なども語っていただきます。


「地下フク」展の会期は終了しました。

一ヶ月近くに渡って開催して参りました「地下フク FASHIOnART 2012」展の会期は終了致しました。参加アーティストの皆さま、ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

最後に、展示作品の写真を掲載します。


真島宏和


小川清仁


滝雄亮


荏原庸公


岡啓輔


青木貴志(MACARONIC)


伊達一真


夫婦自画自賛(奥山智明・泉)


鶴千沙子


MOMOKO SUZUKI

 
中山由都


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